【利益を増加させる経営】 

予算作成の目的





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 予算作成の目的は戦略立案・原価計算・実績管理で必要利益を獲得すること

1.予算作成の目的−その1:儲けるための経営戦略の立案


予算は、「一年間の事業活動の結果、自社が獲得しなければならない利益額の決定と
その利益を獲得するための損益構造を明確にする
」ために作成します。

経営戦略は、「儲けるための目的・理由を明確にする」ために立案します。

もし、経営戦略がなければ、
「儲けるための目的も理由も分からないので、儲けることができない」
もし、予算がなければ、
「儲けるための目的・理由を明確にしたくても、いくら儲けて良いのか分からない」


つまり、予算と経営戦略は一体であり
予算は、儲けの構造を数値化したものであり
経営戦略は、儲けの理由を成文化したものである
と言えるでしょう。

予算作成の第一の目的は
「儲け=必要利益を明確にし、儲けるための理由を明確にするために経営戦略を立案する」
ことにあります。


なお、儲け=必要利益とは、損益計算書上の利益ではなく
【必要利益>借入金返済額+納税額−減価償却費】
により、内部留保を厚くし、自己資本を向上させることのできる利益のことです。


2.予算作成の目的−その2:必要利益が得られる製品原価計算


次に、製造業や現場工事業など原価計算が必要な場合
加工単価と販売管理費割当額を算出する必要があります。

これらは、前期や過去の決算書がベースになるのではなく
儲け=必要利益を満たす予算がベースになります。


もし、儲かっていない過去の決算をベースに、
・加工単価や販売管理費割当額を算出し
・原価計算をして
・販売価格を決定しても
儲かるはずがありません。

予算作成の第二の目的は
それぞれの製品や工事から、確実な儲けを得ることです。



3.予算作成の目的−その3:予算実績管理で目標利益を達成


儲かる予算が作成され、経営戦略で儲けるための目的・理由が明確になれば
儲けるために、予算を達成させる必要があります。

予算は戦略が数値化されたものであるので
予算の進捗状況をチェックして、戦略が実現できているかどうか確認します。

もし、予算が未達成であれば 儲けを獲得するために、経営戦略の点検を行います。

予算作成の第三の目的は
予算実績管理で進捗状況を追いかけ、必ず儲け=必要利益を獲得するためです。


以上の三つが予算作成の目的ですが、
これを可能にするためには、合理的な予算作成が必要になります。
特に、必要利益を知ることは、企業経営の第一歩でもあります。

次回は予算作成手順あるいは方法についてとなります。

予算の作成は、必要利益獲得と自己資本向上のための出発点となります。
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