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1.総原価+利益が販売価格
一般的には製造原価を計算することに重点がおかれていますが、その目的は次の三つとなります。
1)売価を決定する
2)原価を管理する
3)利益を管理する
したがって、原価計算の目的から、原価を製造原価だけで捉えることは正しいとは言えません。
原価を総原価で管理しない限り真の原価計算はできません。
総原価は一般的に
総原価=製造原価+販売管理費ですが、中小・零細企業はこれに金利などの営業外費用を加え、営業外収益を差し引いたら良いと思います。
つまり
総原価=製造原価+販売管理費+営業外損益と言うことになります。
ただし、特別損益は含めない方が良いでしょう。
総原価に必要な利益(経常利益)を加えて売上となりますが、
売上=総原価+経常利益(必要利益)
ここで「必要利益(経常利益)とは、もちろん自己資本を増加できる利益」のことです。
2.製品1個あたりの原価と売価
売上=総原価+経常利益(必要利益)ですから
製品1個あたりは
1個あたり売価 =1個あたり総原価+1個あたり利益と言うことになります。
単純にロットあたり生産数でそれぞれを割ってあげれば求めることができます。
多品種を生産している場合は当然製品数分の原価計算をしなければなりません。
これだけでもかなり大変な訳ですから、それ以外については中小・零細企業に適した「簡単で合理的な原価計算システム」を構築しておく必要があります。
原価計算をしなければ売価の決定ができません。
しかしながら原価計算や売価の決定は次のような矛盾した側面を持っています。
「原価計算は絶対に必要だが、完璧な原価計算は絶対できない」
「売価を決定するための原価計算だが、売価は原価だけでは決まらない」
それでも原価計算が必要な訳ですから
大胆に原価計算を簡略化できる中小・零細企業に適した「簡単で合理的な原価計算システム」
【ここをクリック】がどうしても必要になってくるのです。
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